作業を自動化するシェルスクリプトを作るまで
『Command Line』コースをリニューアルしました

『Command Line』コースをリニューアルしました!

これまで学べたファイルとディレクトリの操作に加えて、出力の保存、パイプによる検索・集計、引数を受け取るシェルスクリプト、アーカイブと通信まで、開発の現場で毎日使うコマンドを追加し、全10レッスン・65演習に広がりました。

各レッスンの最後には、学んだコマンドを組み合わせて課題を片づける振り返りのミッションもあります。

仕上げには、ログ調査、失敗を見落とさないバックアップ、引き継ぎ用のパッケージづくりを、要件から自分で組み立てたコマンドでやり遂げます。インストールは不要で、ブラウザのみでコマンドラインを学べます。

 

 

何ができるようになる?

・コマンドの打ち間違いをエラーメッセージから直し、↑キーで呼び出して打ち直せる
・相対パス・絶対パスで、ファイルシステムの中を迷わず移動できる
・ファイルとディレクトリを作る・動かす・消すができる
・コマンドを調べ、ワイルドカードとクォートで対象を正しく指定できる
・リダイレクトとパイプで、コマンドの出力を保存し、つないで検索・集計できる
・たくさんのファイルを横断して探し、加工できる
・環境変数・PATH・終了コードを理解し、引数を受け取るシェルスクリプトで作業を自動化できる
・tar でまとめて持ち運び、curl でデータを受け取り、jq で JSON の中身を確かめられる

 

パイプやシェルスクリプトまで、手を動かして学べる

基本的なコマンドを覚えたあとには、コマンドの出力をどこに残すのか、いくつものコマンドをどうつなぐのか、毎回同じ作業をどう任せるのか、といった壁があります。新しいコースでは、その壁を体験しながら越えていきます。

・コマンドでファイル内容の上書きや追記、エラーだけを分けて残す
・パイプで3段以上つなぎ、ログから ERROR の行だけを抜き出して保存する
・ファイルをまとめて処理し、置き換え、必要な列だけを取り出す
・終了コードを確かめ、成功したときと失敗したときの動きを分ける
・引数を受け取って動くシェルスクリプトを書いて実行する

リダイレクトは6つの演習、パイプは7つの演習、ファイルを探してまとめて処理するのは7つの演習、環境変数とスクリプトは8つの演習と、時間をかけて手を動かします。打ち間違いや思いどおりにならない結果も、先に一度自分の目で見てから直すので、エラーメッセージが「読めば直せるもの」に変わっていきます。

 

これまでのCommand Lineコースから何が変わった?

これまでのコースは、ファイルとディレクトリを操作するところまでで終わっていました。出力をファイルに残す、コマンドをつなぐ、作業をスクリプトに任せるといった、開発の現場でコマンドラインを使う理由になる部分には触れていませんでした。新しいコースでは、この「基礎の先」をまとめて学べるようにしました。

・1レッスン・13演習から、10レッスン・65演習、約11時間のコースへ
・オプションの組み合わせ、man、ワイルドカード、クォート、リダイレクト、パイプ、find・sed・awk、環境変数とシェルスクリプト、tar・curl・jq が新しく入りました
・要件から自分でコマンドを組み立てる実務道場が加わりました
・レッスンごとに、学んだコマンドを組み合わせて解く振り返りのミッションがあります

 

どんな順番で学ぶ?

前半でファイル操作とコマンドの調べ方を固め、後半の「実務レベルまで」で調査と自動化へ進みます。

基礎(4レッスン)
・コマンドラインに触れよう、ファイルシステムを歩こう
・ファイルとディレクトリを操る、コマンドを使いこなす

実務レベルまで(6レッスン)
・ストリームとリダイレクト、パイプで繋ぐ、探す・まとめて処理する
・環境変数とスクリプト、まとめて持ち運ぶ・通信する
・実務道場:調査・自動化・引き継ぎ

 

実務道場ではどんな作業をする?

実務道場では、それまでのレッスンで学んだコマンドを組み合わせて、開発の現場でよくある作業を片づけます。コピーして打てるコマンドは用意されていないので、要件を読んで自分でコマンドを組み立てます。

・ログから障害の証拠を集める: ログから ERROR の行を元の順序で抜き出し、件数と、エラーが起きた処理名の一覧、直近の状況をまとめた報告資料を作ります
・失敗を見落とさないバックアップ: 空白を含むファイル名もコピーでき、成功したときだけ「完了」と表示し、失敗したら終了コードで知らせるバックアップスクリプトを書きます
・復元できる引き継ぎパッケージ: ファイル一覧やエラーの記録とあわせてプロジェクトを tar.gz にまとめ、別の場所に展開して中身が元どおり戻ることまで確かめます

 

こんな人におすすめ

・ターミナルや黒い画面に苦手意識がある方
・Web 開発や Git の学習を始める前に、コマンド操作の基礎を身につけたい方
・cd や ls は使えるけれど、パイプやシェルスクリプトで作業を片づけられるようになりたい方
・ログの調査やバックアップなど、毎回の手作業をコマンドで任せたい方

 

これまでのCommand Lineコースはどうなる?

これまでのCommand Lineコースは、2027年3月31日に公開を終了する予定です。それまでは引き続きご利用いただけます。これまでのコースでの学習の進み具合は新しいコースには引き継がれないため、新しいコースは最初のレッスンから進めてください。

 

対象・受講方法

プログラミング未経験の方でも大丈夫です。環境構築の必要もありません。最初のレッスン「コマンドラインに触れよう」は無料で学べます。ファイルシステムを歩こうからコマンドを使いこなすまでの3レッスンはプラスプラン、ストリームとリダイレクトから実務道場までの「実務レベルまで」6レッスンはプロプランでご利用いただけます。学習時間の目安は、基礎が約5時間、実務レベルまでが約6時間です。

→ コースの詳細・受講はこちら